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人と同様、バランスの良い食事は犬(わん)ちゃんが健康で元気に暮らしていく上で欠くことができない大切なものですので、食事には十分に気を配る必要があります。
様々なドックフードが市販されるようになりましたが、犬の栄養について研究が進んだことで、栄養バランスが整った良質なドックフードも数多く市販されるようになっています。
犬用フードにはドライフード、半生タイプ、缶詰がありますが、半生タイプは糖分が多く歯石が付きやすいと言われています。ドライフードと缶詰では栄養価にも変わりがありませんのでどちらを与えても構いませんが、ドライフードの方が腐敗しにくいため衛生的で、経済性にも優れていると思います。
市販のフードを選ぶ時は最低限、賞味期限(品質保障期間)・給与量・成分表が明記されているもので、『総合栄養食であること』および『AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリアしていること』が表示されているフードを選ぶようにするとよいでしょう。
また、フードには成長段階に応じて仔犬(パピー)用、成犬用、老犬(シニア)用がありますので、その子の成長段階に応じたフードを選ぶようにしましょう。もし、どのフードがいいのか分からない場合はお気軽にご相談ください。
おやつは栄養学的に言えばあげなくてもいいのですが、しつけなどのご褒美やコミュニケーションとして与えるのはいいと思います。ただし、食事の量に響かない程度にしましょう。
人間の食べ物は犬(わん)ちゃんにとっては塩分、糖分、脂肪分などが多く、長期的には栄養バランスを崩し、病気の原因にもなりますので人間の食べ物は与えないようにしましょう。
タマネギ・ネギ・ニンニク・ニラなどのネギ類に含まれている成分によって、赤血球が破壊されて貧血や赤色尿が出るなどの中毒症状を引き起こすことがあります。
嘔吐・下痢・異常な興奮状態などの中毒症状を引き起こすことがあります。
大量に食べた場合は、命に関わることもありますので十分注意してください。
鶏の骨は細かく避けてしまい消化器官を傷つける恐れがあります。また、魚の大きな骨は喉に詰まらせる恐れがあります。
基本的には、それぞれのフードには一日の標準給与量が表示されていますので、それを目安にします。しかし、一日に与える量は大きさや犬種などのほか、同じ犬種でもその子その子の活動量などによっても異なってきます。標準的な量を与えているのに太ってきたり、逆に足りずにもっと欲しがったりすることもよくあります。そのため最終的には、その子の毎日の便の状態(硬すぎないか、柔らかすぎないか)や体型などを見ながら調節してあげましょう。
これまでは、主に健康な犬(わん)ちゃんの食事について、お話してきましたが、病気の時の場合は、そのための特別療法食があります。これは、特定の病気の治療をサポートすることを目的としたり、進行を遅らせたり、予防することを目的とした、獣医師の診断によって処方されるフードのことです。現在、心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病、尿路結石、アレルギー、皮膚病、消化器病、肥満対策用など様々なものがあります。どうぞご相談下さい。
仔犬が母乳から普通のフードを食べ始めることを離乳といいます。
仔犬がお皿からミルクをペロペロ舐めるようになってきたら離乳を開始します。この離乳期(生後3週齢~8週齢)の食事の与え方は、まず犬用ミルクで良質な仔犬(パピー)用フードをふやかして与えます。
この時期は一日に与える量を最低でも4~5回に分けて与えてください。その後、徐々に犬用ミルクの量を減らしていき、最終的に仔犬用フードのみで食べれるようになったら離乳終了です。
一日に与える量は、犬種や大きさなどのほか、同じ犬種でも、その子の活動量などによっても異なってきますので、まずはフードに表示されている給与量を目安にして、その子の毎日の便の状態(硬すぎないか、柔らかすぎないか)や体形を見ながら調節してあげましょう。
成長期の仔犬には良質な仔犬(パピー)用フードを与えましょう。
生後5~6ヶ月までをパピーステージといい、この時期の仔犬は体重の増加が急速で、体重当たりのカロリー要求量が多く成犬の2~3倍のカロリーを必要とします。しかし、胃の容量はわずかしかありませんのでパピーステージの仔犬には、食事を1日4~5回に分けて与える必要があります。
その後成長速度が緩やかになり小型犬では約1歳で、大型犬では約1歳半で成犬になります。この時期をジュニアステージといいます。ジュニアステージでは成長速度の低下に伴い体重当たりのカロリー要求量も減少しますので、成長速度に応じて食事を1日2~3回に減らしていきましょう。
この時期にパピーステージと同様の食事の与え方をしていると肥満に陥りやすいので、フードに表示されている給与量を参考に注意しましょう。
一般に成長期の1回の食事の量は10分で食べ切る量が目安とされていますが、その他、毎日の便の状態や体形を見ながら調節してあげましょう。
ジュニアステージが終わり成熟したら(小型犬では約1歳、大型犬で約1歳半)、良質な成犬用フードに変更しましょう。成犬になると仔犬の時のように成長に必要なエネルギーを必要としませんので仔犬用の食事を続けると太りすぎになってしまいます。
1日の食事量はフードに表示されている給与量を参考に、年齢や運動量なども考慮して調節してあげましょう。成犬になると食事の回数は1日1回で良いという話も聞きますが、現在は成犬でも消化・吸収などの面で1日2回に分けて与える方が良いとされています。
食事の切り替えは急に新しい食事に変えるのではなく、今まで与えていた食事に新しい食事を混ぜ、徐々に混ぜる量を増やし、7~10日間くらいかけて最終的に新しい食事へと変えていくようにしてあげてください。
突然の食事の変化は犬(わん)ちゃんが戸惑って食べなくなったり、お腹をこわして嘔吐や下痢をする場合もありますので、少しずつ新しい食事に変えていきましょう。
年齢を重ねると細胞の老化に伴い、若い頃とは必要なカロリー量や栄養素の割合が少し変わってきます。また運動量も減ってきますので、若い頃と同じカロリーの食事を与えていると肥満になり体に色々負担もかかってきてしまいます。一般的には犬の高齢期は7歳頃からと言われていますが、老化の度合いは同じ犬種でもその子その子の性格や活動量、生活の仕方などによって様々ですので、この年齢の犬(わん)ちゃんは病気の早期発見のためにも動物病院で定期的な健康診断を受けて、老犬用のフードに変える時期や食事の内容など獣医師とよく相談することをおすすめします。
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